することは幾らかあったが、久しぶりに天気も良くやたらとバイクに乗りたいような気分だったので、
高円寺をぷらついてきた。
高円寺は昔紙屋さんをやりながら学生をやっていた頃、名前はよく聞くけど行ったことないってことで、親友のオギと当時乗ってたKawasaki Zephyerχ に跨って一度訪れた。
もう若干うろ覚えだけど、ちょっとメイン通りから脇に入った途端に炉端焼きのお店(?)やら赤提灯、外に出されたビールケースに座って飲むタイプのお店があったりして酒を覚え始めた二十歳そこそこの若造にとっては魅力そのものな街だった。
確かそこにあった”かすう工房“さんで月に雲の指輪と獅子のピアス買ったなぁ。懐かし。
今回は最近よく見かける感じのヴィンテージ風なので写真をまとめてみたので、そこも見てやってー。
そんな高円寺をちょっと写真に収めておこうと思い、本記事に至るわけだ。
記事を通して特筆することは別にないけど、一つ言えるのは、高円寺良いとこ一度はおいで。
商店街の奥の方にあったバイク・自転車置場に忍者を停めて、ぷらぷら開始。
商店街を商店街足らしめるアーチ。
思ったより錆びてもないし、壊れてもいない。が、何故か趣ある。
土曜の昼前は人でもそこまで多くはなく、歩きやすいし撮影してても邪魔になりにくい。
幾分細い横道に目をやれば所狭しとお店の看板がごちゃごちゃと。
今のご時世タバコ屋の上に歯医者があるってのもなかなかエモい。是非ホワイトニングに力入れた歯医者であることを願う。
この入り口はともかく、そういえば高円寺は落書き(?)が多い。
地元蒲田とどっこいくらいのレベルで落書き多い。
でも正直そういうところの方が居心地がいいのはもうそういう性癖なのだろう。
ちょっとまっすぐ歩くと高円寺ストリートなる看板が見える。
これは商店街のアーチとは打って変わっていい感じに汚れて寂れている。
看板が飛び出てるけど、ここは車も通らないのだろうか。
酒の種類豊富でメニューがこういう文字だけのところって大抵美味しい。
夜に繁華してる街並みのお昼時の風景は廃墟にも似た趣があってなかなか面白いな。
それにしてもモヒカン娘とは。
高円寺ストリート内部を偵察
高円寺ストリート内部はこんな感じ。
牧志公設市場の開店前とか台湾の夜市を昼間に行ったような雰囲気。
ここが夜になると活気付くわけだからこの二面性は面白い。
できればここで飲んで、そのまま裏路地撮影としけこみたいものだ。
長いことやってるお店って、特別なスパイスの妖精的なのがついてると思う。
それは店主の人柄であったり、店に染み付いた油の匂いであったり。
中には入ってないけど、きっと換気扇はドロドロに違いない(えっ)。
でも中華屋さんとかだと、美味しいお店に足を延ばすのもいいけどよく見知ったマスターとママと話しながらただのチャーハン食べるのとかが最高にうまかったりするんだよね。
たまに繋がったネギがいたり、塩がじゃりってしたりしてさ。
でもその時に飲む水のうまさってこれ以上ない。
夏場のカレーと氷入れた水道水も最強。
結局人は想い出と概念に勝てない。今日はチャーハン作ろう。
凸凹の面に塗装がしてあって不用意にオシャレ。
・・・おしゃれというかハイカラ。
つーか “Endless Nuts”ってどういうこっちゃ。気になる。
高円寺ストリート脇
何の変哲も無い通りの写真ですね。
でも青みがからせるだけでなんか良くなる。
電柱隣の手作りアトリエショップって何だろ?いや、オリジナル アクセサリーの文言は見えるんだけどさ。
手作りの アトリエを売る店だったらいいのになーって。
何行ってんだろ。
デザインは大事ね。
このお店やってんのかな?
はい、毎回撮ってて飽きません。
今の所広島のやつが一番かもなぁ。
バンドやってた時の仲間が高円寺に棲みついたみたいだけど、こういうお店がちょろちょろあるのもそのせいなんだろうな。
ライブハウスだけじゃなくてこういう純粋に音楽とコーヒーとかっていう組み合わせの中でやるのも絶対楽しい。
ちなみに私最近またピアノ弾き始めました。
地図って、どこへ行けっていう強制性がなくて好き。
ここにはこれがある、こっちにはあれがあるってだけで、どこへ行こうと構わない。
ぶらぶらするときはやっぱりこういうのある方が楽しいんだわ。
携帯持って歩くの嫌だし危ないし、何より大事なもの見落とす。
ま〜るちゃんかわえかわえ
外階段ってなんか好き。
ちなみに去年まで住んでいたところも外階段。
なんていうか、シティハンター的なロマンを感じる。
普通(?)の商店街
アーケード街になるととっても綺麗。(ツマンネ)
ただ、お店は結構ステ振りが変わってて、エスニックな服屋さんが2件ほど。
エスニックな家具屋さんが一件。
エスニックな料理屋さんが数件。
なんか古着的な文化強そーとは思ってたけど、こういう近代的なアーケード街にその系統のお店が入ってるのが凄く面白い。
明るい通りから一転して暗く落ち着いた雰囲気。バーに入ったような感じ。
アーケードを横に逸れるとこんな感じ。
今まで明るくてお店が整理されて並んでたけど、
その感じとは全然関係ありません、僕たちは別の世界です。
って感じがすごくする。
前世はきっとこういう感じで暮らしていたに違いない。
24金
昼間のお店の漂う廃墟感ってやっぱり気のせいではなかった。
というかお店の鍵これでいいの?心配だよ(笑。
マニアックな短編映画の名前を持ってくるあたり、マスターは相当な曲者に違いない。
昼間の感じだと今も営業しているのか区別がつかない店が多すぎてここも判別できない。
カウンターで「一杯くれ」って言ったらショットでバーボン出てきそう。
商店街付近はもう結構歩いたので、路地を抜けて適当に歩いてみる。
マーチンやらの古い靴がたくさん並んでる。
男子高校生がこれカッケーじゃん!とか行って中に入っていく。
高校時代に友達と遊ぶことが少なく、スタジオか保健室に引き篭もってた身としてはああいう高校生活っていうのにちょっと羨ましさを感じる。
高校時代にバンド組んでたやつが最近メジャー行ったみたいで、それも手伝ってやたら音楽がやりたくなってる。
周りに止められたり、生きるのに精一杯だったりで一旦辞めてたけど、結局音楽やりたいんだなーとよく思う。
そんなこと考えながらまた歩く。
何となーく空の青さと寺って夏の概念を含んでる。
いつだかアルバム作る前に近所の寺で寝転がって歌詞書いてたなぁ。
もうちょっと中心部の露光に合わせても良かったけど、これはこれでいい。
この造形を撫でてたら二時間くらいお茶飲める気がする。
これもしょっちゅう撮ってるな。
このメカメカしい感じがたまらなくかっこいい。
これの名前なんていうか知っている人いたら是非教えていただきたい。
気がつけば住宅街
住宅街に出ると、道はやたらと狭く、車もそこそこ通っており散歩には向かない感じで、通りを歩くおばあちゃんなんかは見ていてヒヤヒヤする。
でも意外とこういう所の方が危ないってわかってるからみんな気をつけてて事故は少なかったりするんだよね。
ちっさい頃から銭湯が好きで、よくじいちゃんと行ってた。
そこはじいちゃんが毎日行ってるため、その時間帯の客はみんな知り合いだったようで、孫と分かるといろんな話を聞かせてくれた。
THE リアル裸の付き合い。
大人になってからもたまーに行きたくなって、嫌なことあったり疲れたりするといくことがある。
子供を洗ってるお父さん、毎日来てるであろうおじいちゃん、友達同士で来てる中高生。
色んな人が色んなものを持って風呂に来て、疲れを癒してるって考えると、あっ、俺疲れてるんだーって。
それで何か色々どうでも良くなって帰る。
風呂っていいよね(笑。
きっとここもそう言う銭湯なんだろう。
銭湯の煙突のそばに生えてた。
これは一体何のためのパーツなんだろうか?
別途ひらけた入り口が勿論あったけど、何でわざわざこの細い道を作ろうと思ったのかちょっと不思議。
まぁきっと土地の所有者的な問題なんだろうけど。
そして好き好んでこう言うほっそい道に入りたがるのは子供と猫くらいなもんだろう。
と言うわけで、猫の気持ちになってみた。
武器を楽器に改造するのか、それとも持ち替えるのか。
どっちも楽な道ではないけど、それだけ沢山の楽器があったらすっごい楽しそう。
軍隊なんか巨大な楽団ってことでしょ?
そういえば昔ビームライフルとヒートホーク型のギター売ってたな。
ちょっとした出会い
古き良きって感じの匂いがする道。
なんかいいことありそうな予感。
キャプションにある通り、芝桜の雛壇。
畳屋さんを営むおとうさんは芝桜の愛好家だそうで、話しかけたら芝桜について30分くらい語ってくれた。
江戸の頃から芝桜は金持ちの趣味としても、庶民の趣味としても遍く親しまれたらしく、野生種と固有種の二つの種を主に愛でるらしい。
4/20には靖国神社で展覧の場があるらしいので興味があるなら是非とのこと。
野生種は、そのまま山やなんかに生えてる種類を持ち帰って増やす。
固有種は野生種の中だったり(勿論最初は野生)を育てて、その種固有の特徴が出てきたものに名前をつけて完成されるそうだ。
この宇宙なんかもそう言った固有種らしく、大元は”おおぞら”って呼んでたそうだ。
どんなのが咲くのか気になって仕方ない。
芝桜の中にも水が好きなタイプのもの、あんまり要らないよーってタイプのものがいるらしく手間はかかるけど一旦ハマると楽しくて仕方ないとのこと。
この畳屋のお父さんは表に出てるだけで100ちょっとの株があり、さらに100ちょっとで200だか230位を持っているそうだ。
で、ちょっとお金持ってるような人は那須の方とかに引っ越しちゃって広い敷地で1000株とかで芝桜を育てて、固有種の完成と品評会での高い評価を狙っているんだとか。
ピントがずれちゃってるけど、この子がどんな花咲かせるのか気になって仕方ない。
4月中頃にもう一度来て見る事にする。
高尾の入り口から左にそれたところに学術研究として芝桜が植わってるところがあるらしく、ガイドがついて解説もしてくれるらしいのでそれも行ってみようかな。
….これ以上趣味が増えると生活に支障が出る気がする
芝桜の鉢の中に桜の花びらが落ちてきたので何だろうと思ったら咲いてた。
85mmのzeissレンズだと全景を撮るのは道路の幅的に難しいけど、いいのが撮れた。
なんだかんだもう春が近づいてるんだな。